人間はみな、多かれ少なかれ、人から認められたらうれしいし、否定されたら落ち込みます。人間の価値の半分は、他人の評価によって決まるということでしょう。みなさんにとってもっとも承認してほしい相手は、親かもしれないし、成長してからは、友達になっているかもしれません。

でも、承認の欲望が大きすぎると、人から認められたいがために、自分の本当の気持ちを曲げてしまうことが起きます。たとえば、友達に認められたいから、いやだけどいじめに加担するとか……。不幸の始まりです。

思い切って、「人からどう思われようとかまわない」と開き直る部分を持ちましょう。そのためには、いつも周りに流されるだけでなく、自分なりの「基準＝理想」を持っている必要があります。

まだ高校生には、むずかしいでしょうか？　でもそんなことはないですよね。みなさんのなかにも、すでに自分なりの考え方をもって、かっこよく生きている人を見かけますから。

先日行われた職業人講話に続き、10月には、次のように、文理選択のヒントになる行事を予定しています。ご家庭でも話題にしていただき、進路について考える機会としていただければと思います。

大学見学会を計画しております。クラスごとに２つの大学を見学し、学問の場である大学生活を具体的にイメージすることで、今後の学習のモチベーションアップにつながればと思います。なお、当日は通常の時刻に登校、その後バスで各大学へ向かいます。

生徒対象に、２年次からの文系・理系の選択を行う上での注意点を説明します。保護者対象の説明会も１１月に実施する予定でおります。

「サイエンスツアー」を実施いたします。東京・上野にある「国立科学博物館」に現地集合し、科学に触れるという企画です。その後、各自が研究を進め、プレゼンテーションを行います。１１月３０日には、保護者のかたもお招きし、クラスごとの発表会を実施する予定です。