第3学年 | 学年通信6月号 Web version 平成27年06月26日(金)発行 |
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今年一年、どんな年にするかは、自分しだい!! 日々、「今、ここ、全力!」で楽しもう。 |
■ 「受験生になれているか」チェックリスト
3年生もすでに2ヶ月が終わりましたが、まだまだ「受験生」になれている気がしない。そう思っている 人! 次のリストを参考にしてください。
□1.志望校4校を決めている。
集会で、松崎先生からも話がありましたね。第一志望校も含め、目標校・実力相応校・滑り止め校をそれぞれ決めましょう。
□2.志望校の受験科目を調べてある。
「おれはAO入試で入るから、受験科目とかかんけーねーし」とか思っている人、お気楽ものですね。しかし、仮にAO入試や推薦入試で合格できたとしても、きちんと学力をつけてから入学しないと一般入試で入学した人に大きく差がつけられてしまいますよ。
□3.特に受験科目について、予習・復習して授業に臨んでいる。
「受験勉強」と言っても、基本はやはり授業です。それは「効率」の問題です。いちばん多くの時間を費やしているのが授業なのですから、それを活用するのが、賢いやり方ですよね。予習や復習をすることは、授業に対する向き合い方をシフトチェンジする手段でもあります。受け身の姿勢ではなく、あくまでも、受験のために「活用」するのです。
□4.受験科目の弱点分野克服のために、自分なりの勉強をしている。
以前、自分なりの勉強のことを「攻めの勉強」と言いました。「攻めの勉強」を始めると、たとえば偏差値40代の人が偏差値50までグングン力を付けていったりします。もちろんすぐには成績に反映しませんよ。でも、効率のいい勉強方法を考え(教科の先生に相談してもいいですね)、これと決めたら迷わずに、たんたんと進めていってください。
□5.模試の復習をしている。
模試の問題というのは、とてもよく出来ています。やりっぱなしにせず、きちんと復習することで、とても効率のいい勉強になるし、自分の弱点を知るうえでも重要です。
こんなところでしょうか。次回は、できれば「赤本」の活用方法についても触れたいと思います。がんばってください。 今・ここ・全力!
「進学相談会」の様子です。 全国から30を超える大学の先生に御来校頂き、直接ご説明をいただきました。 保護者の方々にも、多数ご参加頂きました。 とても暑い日でしたが、みな真剣に聞いていました。 |
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平日にも関わらず90名近くの保護者の方にご参加いただきました。ありがとうございます。保護者の皆様の、進路情報への関心の高さにたいへん心強い思いをしました。
2■副教材費の集金について7月に、副教材費についての文書を配付いたします。よろしくお願いいたします。
3■卒業対策委員の募集について生徒の卒業に向けて、ご協力いただける保護者の方を募集します。関心をお持ちの方は、担任または学年主任までお問い合わせください。
生徒リレーエッセイ 「私の充実生活」
隔たりのその向こうに
2組 直井 一平
自分は充実している生活を送っているかと問われれば、そんなことはないと答える。そもそも完全な充実や満足といったものが人の世にあるだろうか。どちらにせよ自分の今までの人生の中で完全に満たされたことは一度もない。それでも一応は少しの充足感らしきものを味わうことがある。
自分は、家の中から、庭を歩いている猫を見た時に充足感がある。季節の変わる外を歩く猫と、季節感のカケラもない代わり映えしないリビングが、自分と猫に隔たりを生じる。しかしどうだろう。目が合うと妙な隔たりを感じない。所詮は生き物同士なんだって心の中で思っているのかもしれない。
また、猫という点で共通点があるのだが、自分は最近猫のキャラクターを描くことに少し充足感を感じる。友達が教えてくれたマンガに登場するキャラクターだ。充足感のポイントは、バランスをそこまで意識して描かなくてもいいことと、猫の描き分けにオリジナリティーを見いだせることだ。人間もそれぞれ顔が違うように、猫も顔が違う。その共通性にクスッとくるものがある。なんだ人間と同じじゃないか、と。自分は隔たりがあるように見えて隔たりがそこまでないというような拍子抜けしたことに充足感を感じるらしい。
猫と同じように、アニメや絵に描かれた人物に隔たりを感じる。でも共通性があるとホッとする。自分はアニメなどに登場する美少女、または、美女が好きだ。昔の、一種のトラウマのような出来事のせいもあるかもしれないが、物心がついた頃から自分は描かれた女性に心を引かれる。一時期は外国の女性に心を引かれた時もあったが、今は描かれた女性、すなわち、二次元の女性にしか心を引かれない。異端かもしれないが自分は、恋という感情を二次元の女性に感じる。明らかに現実の女性とは違って目が大きくて、抽象化された顔立ち。しかしここでも自分はまた、隔たりがあるようでないということに充足感を感じるようだ。
他の人にとっては気持ち悪いと思われかねないことを書き綴ってきたけど、あなたも隔たりがあるなと思うような人物や事柄の中に隔たりのなさを探してみるといいだろう。隔たりがあるこの文章にクスッときていたらコツは掴めている。隔たりがあるものでも共通性が見つかるとクスッとくるだろう。
教員リレーエッセイ 「私の受験時代」
Road to Tsukuba
犬田 陽子
今から遡ること、○年前、高校3年生4月の女子高生、犬田(この頃はまだお肌もピチピチだった)。とりあえず理系クラスにいて、短大を目指していました。やりたいこと?将来の夢?何それっwwwみたいな。そんなゆる〜い感じで、受験生時代の幕開けを過ごしていたわけです。
6月になると、周りの友達は進路に向けて本気モード突入。それでも焦らない犬田。そんな様子を見て、あの御方に怒られたんです。そう、塚本先生。「はぁ?短大?何言ってるの!?」
犬田「早く働きたいんです。親に迷惑かけたくないから。」
塚本先生「あなたねぇ、もったいないわよ!・・・あーだこーだ・・・」と色々なお話をいただいたのです。
その時、自分が期待されていることを知って、とても嬉しかったんです。特にやりたいことは決まってないけど、周りの人を喜ばせたい!そう強く思いました。
その何日か後に、担任の先生から「筑波大学の推薦受けてみないか?」という非常に有り難いお話をいただいて、筑波大なら間違いなく先生達も親もみんな喜ぶでしょ、って思って、「やってみます!」という答えを出しました。それからはもう、のんびりなんてしていられません。推薦を受けるためには、志望理由が必要だし、知識だって必要だし、試験を受けるための材料をとにかく集めました。怒濤の受験生時代の始まりです。
具体的に何をしたのか、気になりますね。
まずは、知識の定着です。朝5時に起きて1時間勉強して、学校に行って授業を受けて、放課後も学校に残って勉強して、家に帰ってからも最低3時間は勉強しました。ここでポイントなのが、ただダラダラ勉強しても意味が無いという事です。大切なのは、メリハリですね。
次に、志望理由の材料集めです。私は筑波大学に3回ほど足を運びました。1回目は野川先生に連れて行っていただいて教授にお話を伺い、2回目は夏休みの体験教室に参加し、3回目は知り合いに案内&面接練習をしていただきました。自分で足を運んで、その大学の雰囲気を感じ取る事で、志望理由も明確になってくるし、意識もやる気もアップした記憶があります。
そして、推薦入試の1ヶ月半くらい前(?)から面接の練習も始まり、野川先生や塚本先生や担任に、けちょんけちょんにされながら、入試までの日々を過ごしていました。
まぁ、このように準備をして入試当日を迎えたわけです。学科試験と面接を2日に渡って行い、手応えが微妙だったので、試験が終わった日から、次の一般入試に向けて勉強を始めました。そして、合格発表の日・・・
授業中、塚本先生が教室に来て「犬田ちょっと来なさい」と言いました。何かやらかした!?とビクビクしながら、スタスタ歩く塚本先生を追って職員室に行ったら、担任が待ち構えていて、「おめでとう!!」とガッチリと握手してくれました。この時のことは今でも忘れないです。
そして、入試対策に関わってくださった全ての先生に感謝してもしきれないくらいです。たくさんの人に支えられているんだなぁと実感したと共に、もっと色々な人を喜ばせたいなと思った受験生時代でした。
6・7月の行事予定 |
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諸連絡 |
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編集後記 |
秀輝祭が終わりました。いよいよ進路決定に向けて本腰を入れなければなりません。 オープンキャンパスの参加やAO入試のエントリーなど、夏休み前は大忙しですね。 将来を大きく左右するこの時期に、真剣に向き合って過ごしましょう。1秒も無駄にしない!!
次号は、7月中旬発行予定です。 |